クラーク:リーさん、試験よくできました?
リー:まあまあだと思います。日本語の勉強、はじめはやさしかったですけど、このごろ難しくなりましたね。
クラーク:そうですね。―キムさん、ほんとにどうしてやめちゃったんでしょうね。
パク:あの、キムさんっていう人がこのクラスにいたんですか。
クラーク:ああ、パクさんは会ったことないんですね。
パク:わたしは先先週はじめて来たんですけど。
リー:あ、キムさんが来なくなったのもたしか先先週でした。パクさんは前はどこで勉強してたんですか。
パク:新宿にある小さな日本語学校なんです。そこで半年勉強したんですけど、それからあとのコースがないんで、ここに入ったんです。
クラーク:ここは大きくて、いろんなレベルのクラスがありますからね。
パク:ええ。でも、ほんとはわたし小さな所のほうが好きなんです。あ、これ、学校の前でみんなで撮った写真なんですけど。
リー:あ、ほんとに小さい学校ですね。あ、パクさんですね、この人―。クラークさん、ちょっと見てください。
クラーク:あら!キムさんがこの学校をやめたのはいつか()。